◇ パイナップルを食べた話 ・・・・・・ 第６９５
☆モバイルオフィスの作り方 ★
Vol.0695
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□ オンプレミスサーバーに挫折した
□ パイナップルを食べた話
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☆ オンプレミスサーバーに挫折した
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つい先頃、お客様から面白いご依頼をいただきました。
会社のファイル共有サーバーにこれ以上アクセスできないと言われるのです。
◇ サーバーと言っても・・・
サーバーとは呼んでいますが、巨大な領域のディスクを搭載したWin10PCで
す。同時アクセスアカウントは20台までです。
元々この拠点は20名以上のメンバーがおり、この現象は出ていたそうなのです
がなんとかやりくりしてこられたそうです。
ところが最近さらにメンバーが増え、ついになんとかしないといけなくなった
ようです。
アクセスアカウントを増やすならWinサーバーにすべきでしょう・・・
◇ サーバーの価格を調べて腰を抜かす
私の会社はソフトウェアーの制作会社としてMicrosoftさんのご厚意で各種
サーバーOSやオッフィス製品などを年間？？万円の使用料で特別に提供してい
ただいています。
したがって、自社ではサーバーやクライアントOSはこのライセンスの中でやり
くりしますから一般的な購入をしたことがありません。
また、私どもはソフト屋ですから原則的にハードウェアーは販売しません。
ところがちょっと面白いいきさつからこの件ではサーバーOSの調達をしなくて
はいけなくなり調べました。
そして腰を抜かしました。
実際の市場価格とは別ですがMicrosoftさんのサイトによると・・・・
☆ Win2019サーバー ￥267,300(アマゾン調べ)
☆ アクセスライセンス 約6,000
Winサーバーではコアで計算するのか接続アカウントで計算するのかと言った
いまひとつよく分からない説明もあり、何かMicrosoftさんに申請書も提出し
ないといけない様子です。
それにサーバーOSを購入してもそこにはまだ1台もアクセスすることが出来
ず、例えば20人でアクセスするとしたら12万円ほどのアクセス数のライセンス
が必要です。
この時点で50万円ほどかかり、これとは別にサーバー機や設定の費用も必要
で、かなりの金額になります。
一緒に仕事をしているオフィス関連の専門会社がサーバーを1台導入するとき
に120万円ほどの見積を出しているので”高いな・・・”と思っていたのです
が、実はそれほど高いわけでもなく”サーバーとは高いもの！”だったので
す。
◇ サーバー導入計画は断念
20人以上アクセスできるPCが欲しいだけで、サーバーとしての特別な機能には
何も関心がありません。
そこで急遽方針を変更してもう1台Win10のPCを導入していただくことにしまし
た。
と言うのも元々このPCはOneDriveと同期をとっていて、本当はOneDriveにアク
セスしていただくつもりだったところ、同期までの時間差であるとかシェアリ
ングが不明会といった理由でPC側にアクセスするようになったのです。
しかし20人以上の人がすべて同じデータにアクセスしたいわけではなく、大き
く2グループに分けられるのであればもう1台のOneDriveと同期をとっているPC
2に1グループはアクセスしていただけると計40人が同じデータにアクセスでき
ることになります。
要はやりたかったことはその程度で、サーバーの導入しかないと考えたことが
間違いのようです。
◇ それにしても・・・
今回はOneDriveを中心に2台のサーバー？を同期しながら最大40人のメンバー
が同じデータ群にアクセスするという方法で解決したのですが、では真にサー
バーを必要とするのはどんなケースでしょうか？
私どもは規模が小さいのでそこまでの同期アクセスは必要なくて、しかも主た
るデータ領域はDropBoxなので特に必要ありませんが、社内にサーバー機を導
入しないといけないケースはいかなるものでしょうね･･･
例えばSQLサーバーを社内で使い倒しているとか、自前でメールサーバーのExc
hangeを運用しているとか言ったケースでしょうか。
どちらにしてもOffice365やAzureとかに置き換わるような気がします。
素人とは言え、その世界で長年生きてきたマナベが見積の段階で調査をしまく
り、挙げ句の果てにその見積で正しくサーバーが設置できるか確信が持てなく
て、なおかつ決して廉価とは言えない・・・・
もう時代ではないような気がします。
そもそもサーバーは運用が結構難しいような気がします。SQLサーバーは使っ
たことがないのでどの程度難解かは分かりませんが、Exchangeサーバーは結構
難しいです。
そしてOffice365(Microsoft365)を借りればかなり低価格で運用も含めてMicro
softさんに丸投げできるのですから自社内にサーバーを設置する必然性はもう
無いような気がします。
◇ RAIDもやめ！
今後はサーバーの代わりにWin10PCでサーバーの役割をするPCを導入し、今ま
で導入していた RAIDもやめます。
RAIDは主にディスクの破損の際に復旧用で入れていたのですが、それが原因で
緊急事態になったことがあり、効果より危険性の方が高いことがありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/RAIDRAIDを構築するよりOneDriveかDopBoxでリアルタイムに同期をとる方が安全な
気がします。
ただしBackUpのNASは話が全く別で、安価なもので良いので1台導入しておくべ
きです。と言うのもリアルタイムの同期は究極のトラブルとしてクラウド側で
全消去＋同期＋故障と言う可能性があり、その際に最後に頼れるのは昨晩のバ
ックアップなのです。
リアルタイムの同期はとても安全ですが、1日に一度のバックアップはもっと
安全です。
かなり以前からオンプレミスサーバーの必要性に疑問を抱き続けていましたが、
このたび確信に変わりました。
サーバーはクラウドサービスに移行すべきです。
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☆ パイナップルを食べた話
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どうしても台湾産のパイナップルを食べたい・・・と思って週に一度は近所の
スーパーを探しましたが、ついに発見しました。
◇ 別に政治的な思惑はないのですが・・・
中国が台湾からパイナップルを禁輸したというニュースを見て、いつものやり
方だがちょっとせこいな・・・と思いました。
台湾ではこの措置に対して”必ずなんとかする！”と政府が発表し、他の国々
にパイナップルの輸入を要請したそうです。
巨大でいかつい中国と違って台湾はアジアでも人気のある国ですから早速たく
さんの国がパイナップルの輸入に乗り出し、日本もそのうちの一つになりまし
た。
このニュースを聞いた瞬間から台湾産のパイナップルを食べてみたいと強く思
ったのです。別に政治的な思惑ではなく、昔食べた台湾バナナがひときわおい
しかったことと、震災のたびに心のこもった声援を送っていただいたことに対
する感謝の気持ちも少しありました。
いつもはフィリピン産のパイナップルがスーパーには出回っていて、フィリピ
ンもアジアの中では好きな国の一つですが(一緒に仕事をしている人々がいる
ので)、この際台湾パイナップルを是非食べてみたかったのです。
◇ かなり高いが・・・
とある日、スーパーに偵察に出かけていたタマちゃんが”パイナップルゲッ
ト！”というメッセージをTeamsのチャットで送ってきました。
その日は仕事もそこそこに大急ぎで帰宅したのです。
お値段はフィリピン産のパイナップルの倍ほどするそうですが、食べてみたと
ころ、これはパインの缶詰か？と言うほど甘くて柔らかく、そしてジューシー
です。
ふだん食べている100円のサバ缶と違って300円の高級サバ缶を食べた気分で
す。
不公平になってはいけないので数日後にフィリピン産を買ってきてもらって念
のために確認しました。
フィリピン産も充分おいしいのですがやはり倍の値段はダテではありません。
とても高いのでそう何度も食べられるものではないのですが、それでもケーキ
などに比べたら割安です。
めったとスーパーには並びませんが、また見つけたら買ってみるつもりです。
◇ パイナップルを食べながら平和を満喫する
さて、パイナップルを食べながらあちらこちらのサーバーのチェックをしてい
ます。
お客様の会社のプリントサーバー(実体はWin10PC)のチェックは頻繁に行いま
す。1日に一度は”バックアップに成功”という連絡が各サーバーからやって
きて、元気に稼働していることが確認できますし、WinUpDateなどの後には
メールがやってきませんから見に行ってBackUpを再起動してやらないといけま
せん。
プリントサーバー機能は再起動後に自動で復旧するように作っていますが、バ
ックアップはそうはしていません。
再起動の後で私が点検できるようにわざと自動化していないのです。
そして自社のサーバーを点検します。
10日もかけて全同期した会社のサーバーとサテライトオフィスのサーバーは完
全にリアルタイムの同期が出来ていて、どちらで作業してもその続きを出来ま
す。
会社で終業ギリギリまでしかけていた仕事は帰宅したら何も意識しなくても続
けることが出来ます。
このことは本当に良いことで、悩みの種のバージョンの競合(古いプログラム
を改造してしまう)はもう起こりません。
おいしいパイナップルを食べながら平和を満喫しています。
環境設定は基本的に苦手で遠い昔からサービスとして丸投げしたいとずっと考え
ていました。それでなくても自分の作ったソフトのバグと戦う毎日なのに・・・